月 七海 (つき ななみ)の備忘録

#カナダ #高齢出産 #双子妊娠 #双子育児 #国際恋愛 #海外生活 #英語勉強

26w6d 一難去って、また一難。

アメリカから、カナダ移住をもくろむビジターが帰国し、

やれやれと思ってるのもつかの間、今度はパパのキエフに住んでる弟さんが、

パパに会いたいから早く来てくれと、電話をしてきた。なぜ今??

パパは毎年キエフに帰ってる。7ヶ月前にも、帰って、3週間もキエフで過ごしてる。しかも、その時はキエフに行く前に、すごく嬉しそうに、「今回は弟と、ブダペストに1週間旅行する予定なんだ。子供のころ5年間住んでたから、二人で懐かしい場所をいっぱい観に行く予定なんだ。だから思い切って、3週間の休みを取ったんだ。」と私に言っていた。

 

結果から言うと、いざとなって弟さんが、やっぱり1週間もブダペストに行く余裕がない、仕事がある。などと言って、土壇場で予定を覆すパパもよくやる手法で、キャンセル。結局パパは、無駄にあまった1週間をキエフの市民プールに毎日通って泳ぐ、というようなことをしていた。可哀想。

 

そもそも、いつも、弟さんが、パパに、I miss you. I love you. Come and see me. (ちなみに英語だとハロー以外喋れない弟さん)などと言って、40代、しかも身長190センチのガタイのいい大男のくせに、ほぼ毎日のように電話をかけてくるから、パパもキエフに行かなきゃみたいな気分になっているけれど、フライト代金に1200ドル、自営で仕事に穴開ける分ロスは無限大。弟さんは奥様のお母様の家にパラサイトしているから、パパはホテルも自力で確保しなきゃいけない。ぱっと計算しただけでも、少なくとも毎年3000ドルはこの弟さんのために、吹っ飛んでる。

 

パパは、いつもフライトが安い数か月前に予約をするので、今、3月末に2週間キエフに行くためのフライトを抑えたいらしい。今回は、あと10週間の妊娠期間を、無事に平和に過ごせますように、と祈っていた私の逆鱗に触れる。

「弟が来てほしいってお願いしているんだから、少なくとも、フライトの50%くらいはあっちが支払うべきなんじゃないの?」

パパ「弟はお金がないんだ。」

「パパもないじゃん。お金がないのに、どうして弟はそんなこと言うの?毎日ネット電話してるし、7ヶ月前にも3週間一緒に過ごしてるじゃん。」

パパ「弟は僕を愛しているんだ。」

「私もパパを愛してるよ。愛してるから無駄遣いしてほしくないから、指輪買ってとも言わないし、お金は学生ローンなんて組ませないで次男のカレッジ代とかに使ってって言ってるじゃん。ノートパソコンとか買ってあげなよ。パパのママにお洋服でも買ってあげなよ。ホントは長男さんの結婚祝いだって、あと1000ドルくらいは追加してあげたかったけど、できなかったじゃん。なんで、愛してるとかいって、パパに弟は自分のためにお金を使わせようとするの?それが愛なの?私は、赤ちゃん2人できて恐らく、帝王切開しててたぶんそんなに動けないだろうし、そのあたりのことは弟さんはどう考えてるのかな?」

パパ「大丈夫、ママが手伝ってくれるよ。」

「おっさん同士がなめたこと言ってんじゃねーよ。せめて、赤ちゃんが安全に健康に生まれてきてから、その話してくれ。今、言うんじゃねーよ。」

 

さて、このボケっぷりが半端ないパパの思考回路をどういう風に修正できるのかを

頭をフル回転させて考える。ネットで調べると、キエフの平均月給は400ドルくらいらしい。パパの弟の仕事の感じで予想して、たぶん300ドルくらいの月給だとする。だったら、パパが3000ドル毎年払って、弟をハグしに行くよりも、弟に1000ドルあげて、学校に通ってもらって、キャリアチェンジして自力でお金をもっと稼げるようになって残りの人生過ごしてもらったほうが、奥様もハッピーだし、本人もハッピーになるんじゃないだろうか。そう思って、パパに、キエフに行く代わりに、1000ドルあげる案を進呈する。パパは、じゃあ、どっちがいいか、弟に訊いてみるよ。とのこと。

これが、作戦1。一番大事なのは、弟さんが、パパがキエフに来ることで、どれだけのコストがかかって、それがどれだけ、私とベイビーたちに影響を与えることなのかを改めて認識してもらう、ということ。

 

作戦2。弟さんの奥様に手紙を書きたいので、住所を教えてと、パパに訊いた。なんとなく、ブダペストに旅行しようとした弟さんを止めたのは奥様のような気がする。いつまでも、奥様のお母様のおうちにパラサイトする40代の大男なんて、奥様の気苦労も予想できる。なので、とりあえず、私たちの状況を説明。1000ドル進呈の提案、私の不安、不満など、ロシア語で丁寧に書き綴って送りたい。元カレがロシア語できるので、彼にロシア語に翻訳してもらって、手書きにしてみたい、などと考える。

マタニティリーブ8か月は取ろうと思ってたけど、パパの弟さんのためのコストに、4ヶ月で仕事に戻らざるをえない、などと、言ってみたい。

なんで、そんなにまでして、弟さんがパパに会う必要があるのか、先方の意見を問いたい。

 

アメリカからのビジターの接待にフライト代も含めて、1000ドル以上は軽く吹っ飛び、それでも、これで、しばらくなにもない、と思ってたけど、クッパがいきなり現れた気分だ。去年の今頃も確か、今回のアメリカからのビジターの弟(30代)が失業して、ドラッグにはまって、先方のお母様(パパのママの妹)から彼を更生させてほしいとの依頼で、パパがアメリカに呼ばれたんだけど、(私もパパに一緒に行こうといわれて、一瞬で断った。)やっぱりパパの自腹だったし、なんで、こんなにパラサイト系の

人たちがファミリーにいるの?なんで、みんな、パパを頼るの?

パパもパパで人が良すぎ。ホームレスみるたびに、5ドル札とかあげるんだよ。

信じられない。これで、イラっとする私は悪でしょうか?ドラッグ買うのに使われるだけだから、やめてよ。って言っちゃう。

お金があるんだったら、なーんの文句もないんだよ。でも、ないじゃん。っていうのが

本音。やっぱり私が、仕事に早く戻るしかないのね。が、結論。

 

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