赤の他人なのに気になる。
産休中で、今まであまり縁のなかった人たちに目を向ける余裕がでてきたことで、
気が付いたことがある。
あ、だから私、日本人と接触してこなかったのかな。というようなこと。
気になり始めたらとにかく気になる。というか、心配になってしまうことがたくさんある。いろいろ考えてしまう。
赤の他人なのに。
その一。
最近、お祭りなどに出かけることで、二度ほどお会いしたお店出してる日本人男性。と、その赤ちゃん産んだガールフレンド。二度目になると、パパがもう、嬉しそうに話しかける。
私は横で聞いてるだけ。次あったときはなにか買おうかななんて思ってたから、今度は真剣に彼の売っているものをまじまじ見る。そしたらその日本人男性、パパと話してて油断したのか、働いていいビザがない、みたいな、話をしている。あれ、それ、人前でしていいお話ですか?私の耳がぴくっとする。
パパが、
でも、きみ、自営業なんだから、自分でビザを出せるじゃないか。
なんて、おかしなことを言ってるから、慌ててNONONOと言って、止める。
つまり、永住権保持者じゃないってことですよね?
と私が訊くと、
えー、うーん。でも、彼女と結婚も考えているし、こどももできたし。いちゃいけない理由はないと思うんですよね。
と、歯切れが悪い。
永住権もなく、就労ビザもなく、カノジョ赤ちゃん妊娠して出産してってその間にビジタービザもとうに切れ取るだろうに。。。。不法滞在としか思えないんですけど。
BCから子供できたからカノジョの出身地であるこちらのほうへ移ってきたとのことだけど、カノジョのご両親も大変だなあ。私、娘が妊娠して、不法滞在中の外国人つれてきたら、泣いちゃう。いったいどうやって生き抜くんだろう。一旦、二人で日本に帰って全部クリーンにして仕切りなおしてきたらいいのに。っていうかそれしか道なくない?
でも、彼曰く、日本に帰りたくないんだって。そりゃ、もう二度とカナダに入れない可能性もなきにしもあらずだからね。。
とりあえず、イミグレの弁護士の場所教えたけど、ビザがなくなっても居続ける日本人なんてうわさで聞いたことはあっても、生で見たのは初めてだったので驚いた。
カノジョは知ってるのかなあ。なんか可哀想。
今まで、ワーホリで来て、永住権とれずに泣く泣く帰国していった人達を何人も知っているので、その分、少し、腹立たしい気持ちすら湧いてしまうけど、赤ちゃんのためにもがんばって欲しいなあ。
そもそも、そんなのが簡単に許されちゃうなら、永住したい人みんなカナダ人の誰かと子供作るまで、居続ければいいの?って話になるから、私が思っている以上に複雑な話になっちゃうんじゃないのこれ?
と、いろいろ考えてしまう、そんな自分がいや。
その二、
フェイスブック上によく、この人知ってる人かも?と浮かび上がる人がいて、
全く知らないんだけれど、共通の知人が多いせいでしょっちゅう出てくる。
たぶん、同じころから、同じ街に住んでる人なんだけれど、なぜか自分の顔を3パターン合わせるという凝ったプロフィール写真にただものではないインパクトを受ける。
で、どうも、日本にすでに帰国されているようなんだけれど、お別れした旦那さんへの
強いメッセージなのか、結構プライベートなことが、パブリック設定で友達でない人にも見えるようになっていて、赤の他人の私にさえ、なにがあったのか、とか、今どんな気持ちでいるのか、とか痛々しいほど伝わってきて、早く幸せになってほしいと、
メッセージを送りたくなってしまうほどである。(しないけど。)
そう、あなたは、こんなに素敵なご馳走をたくさん作るスキルがあるんだから、
素敵な人はすぐ見つかるはず!とか思ってしまう(ような写真がたくさん公開されている)。
英語もできるし、手に職もあるんだから、世界のどこででもやっていけそうなものだけれど、それでも、失恋というものは、そんな強い女性を無力化してしまうんだろうか。
以前、離婚した女性に伝えた言葉がある。すっごいグチグチ言ってたから。
You were with the right person for the right period of time. You just have to move on now.
結構、あっさり、インターネットで、モントリオールに誰か見つけて結婚して引っ越してしまった。5年くらい前かな。で、最近、子供もできた。幸せそうですごい嬉しい。
だから早く、このしょっちゅうフェイスブックに現れる女性にも幸せになってほしい。
ジャパンキューピッ〇というサイトがある。以前英会話を教えていた生徒さんが
フランス人と結婚してた。ものすごくジャパンキューピッ〇をお勧めされた。
実際やる気になれば、結構面白いツールだと思う。へんな人もいるけど、
実際に会費を払っている男性とだけ、しばらくメールをやり取りすれば
いいと思う。
パパと出会ってなければ、私ももっと使ってみたと思う。
彼女にもものすごくお勧めしてあげたいけれど、なんせ赤の他人なんでね。
余計なことはしないようにしなきゃ。
その三は次回へ。