月 七海 (つき ななみ)の備忘録

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入院中のこと

1泊がかりで出産して、3泊入院して、帰宅したんだけれど、

パパの頭のお陰で大変な目にあった。

 

出産直前になぜか家の改装工事を始めて、

そんなこと今しなくていいっていってるのに、

本人の中には、新しいキッチンと寝室に、ベイビィたちがいて、

友達たちを招待する、というような夢が描かれているらしく、

なにがなんでも、赤ちゃんが来る前に改装しておきたいみたいで、

なんと、病院にぜんぜん来ないという事態が発生。

 

私は、起きたり座ったりするのも大変なときに、

双子の赤ちゃんが交互に泣いて、それを世話しつつ、

睡眠もとらなきゃいけないのに、ただでさえ時間がないのに

怒りで眠れないという事態。

 

そんな改装工事なんていつでもできるんだから、

今、この、2,3日が一番つらいから、病院に来て手伝って。

 

何度も言ってみたが、

ナースがいるんだから、ナースに頼んで。

そのためにナースがいるんだ。遠慮なんてするな。

の一点張りで、マジで、病院から抜け出して、行方不明になってやろうか

と思うくらい怒りが収まらなかった。

 

ナースに、赤ちゃんあやしてくださいとか、頼めないし、

赤ちゃんのオムツ変えやミルクあげるのとかも、いちいちそんなことで

ナース呼ばないし。

 

ナースはナースで、ご主人はまだ来ないの?と、何度も何度も訊きにくるし、

地獄だった。

 

パパが、やることがたくさんあるので、僕いなくても大丈夫だよね。

って言うと、ナースのなかには、

はぁ?私のだんなだったら許さないわ。双子なのよ。そばにいて助けてあげなきゃ。

と、びしっと言ってくれる人もいたけれど、

パパは他のナースたちにも同じことを訊いて、なんとか、病院から抜けることを

許してくれるナースを探しだしてた。でも、私が、駄目だって言ったのに。

 

こういう人が本当に頭のおかしな人だと思うんだけれど、

当時のパパの脳みそに何が起こっていたのかは分からない。

非日常の中にいるのが耐えられない人なんだと思う。

そして、なによりあまのじゃく。居ろ、と言われると、逃げ出したくなる性分。

 

ナースが、ご主人に来るように電話しましょうか?と訊いてくれた。

 

私 : うーん(でも来たってまたすぐいなくなるだろうしな。

     イライラした空気だすしなー。逆にストレスになるかなー)

ナース : たぶん、あなたのご主人忙しくないと思う。さっきも、ナースたちと

      すごい長々と、お喋りしてたから。

私 : いやそれは知ってるんです。忙しくはないんです。ただ、彼、

    じっと座ってることができない人なんです。

ナース : ははは。

 

もう、途中から、なにが優先事項なのかという判断能力のないパパが

むしろ可愛そうにすら思えてきて、もう、ホント、パパに幸あれって思う。

 

でも、このことは、かなり深い傷になったので、なにかしら、お返ししなきゃ

と考え中。